新春港巡り

f:id:Yumeka:20180103120237j:plain新年のお出掛けは横須賀から。
そんなつもりではなかったんだけど、昨年は丸々来ることが出来ていなかった。陸奥の主砲が船の科学館から移設された直後に訪れたのは一昨年のこと。その時は砲まわりの整備が完了しておらず、全て終えた状態を見たのは今回が初めてとなる。月日が流れるのは早い。

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今回のメインの目的は記念艦三笠。普段は外からしか見ることの出来ない操舵室内を、この三ヶ日だけ扉あけますとのことで久しぶりに乗船した。しばらく見ない内に更新または新設された展示がいくつも見受けられ、少し雰囲気が変わった印象。特にVR日本海海戦は、単にパネル見るだけよりは介入出来る余地があって良い。

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海自基地の停泊状況はこのような感じ。正月ということもあって長浦港も含め停泊数は多いことから、軍港巡りも久しぶりに参加することにした。この日は強い北風で、年末年始特別運行の猿島航路が取りやめになってしまったほどだったが、夏にガスったりしているのを見るよりかは全然気持ちが良い。寒かったけど。

f:id:Yumeka:20180103135315j:plain艦番号303だった掃海艦はちじょう。海自最後の木造船が除籍されたのは半年前だ。いずれ見ることすらも出来なくなる。いつまでここにいることになるだろうか。

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軍港巡りを終えて歩いているうち15時になったので、居酒屋空母信濃で昼から酒を飲む。予定では昨年末までの提供だった限定メニュー「山城スペシャル(メンチカツ+うずらの卵の串揚げ)」は、艦橋の材料にまだ余りがあるとのことで頂けることに。

ここに書かれた台詞と共に山城がボス艦をなぎ倒した、艦これ2017年秋イベの最終海域は大変アツいものがあった。艦これは運命の軛を総力戦で切り開き未来へと生きて進む趣旨でイベントや台詞などが作られているが、その最たる例を見たのがレイテを舞台にしたこの前のイベだったと思う。藤田さんの演技はとても力強く、そして西村艦隊は成し遂げ、見事生きて全員帰還した。
見届けたからこそ、このメンチカツは食べておきたかった。ありがとう、信濃さん。

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横須賀(来訪数それなり)・呉(2回)・佐世保舞鶴と旧軍港都市を巡って思うに、もし「どこへ行くにも遠い」という条件で「かつて鎮守府のあった軍港」という目的で訪れるとすると、申し訳ないがその点では一番面白くないのが横須賀だと思う。
海軍工廠のあったかなりの部分は米軍が抑えてしまっており、鎮守府庁舎は現存しているが通常時は見ることが出来"ない"。1~3号ドックも米軍基地内であり、これを市外の人が見るとなるとかなりの倍率を抜けなければなら"ない"。普通に訪れることが出来る範囲では戦前の遺構もあるにはあるが多くは"ない"。かなりないない尽くしなのだ。

横須賀の場合は、かつて軍港だったというより「基地のある港街」くらいで留めておいた方が良いだろう。そういう向きで見れば面白い店も多く、1回では楽しみきれないくらいの魅力はあるし、横須賀市もあの手この手で観光客を誘致出来ないかと積極的に手を打っている。一応イベント状況はチェックし続けてはいるので、何らか理由をつけて訪れたいつもりはある。


そういえば今年は3年に1回の観艦式だ。倍率は厳しいけど一度くらいは当たりたいものだなあと、軽めの横須賀再訪をしつつ思ったのだった。