前後と、それから

6/9に、この話をしてから10日。
「何を言われようが仕方がない」。事前に予想出来うることは対策をした上でのエントリ公開であったにも関わらず「おかえりなさい」やそれに近い言葉をかけて頂けたり、特にそこでコメントはなくとも "新生14にやってきた同じプレイヤー" として普通に接して頂けたりと、こちらの想定は良い方向に外れたように感じた、短いようで長い10日間となった。
いや…表に出していないだけで、本当は言いたいこと山ほどある人も中にはいると思う。けど言いたかったことを踏まえた上でもそう接して頂けた言葉の向こうを考えた時、なんとありがたいことかとモニタの前でひっそり泣きそうになることが本当に何度もあった。
今回の一連の流れに置ける原因のひとつには非常に大きな人間不信があったのに、それが人の接し方によって救われるとは全く思っていなかったからだ。

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そうして新生FF14二度目の拡張「紅蓮の解放者」が始まる。
実装直後にトラブルでメインクエストが進まない事態となり、マウントでかけずり回ってFATEをひたすら繰り返して改善されるのを待った。このFATE連戦は(メインクエスト進行に対してLvが足りなくなった)Lv50直前で数時間似たような体験をしたきりであり、数段大規模にプレイヤーが移動連戦する様は初めての光景。これはこれで楽しかったと思う。
トラブル解消後に進めたメインクエストも、最初から最後まで野良で進行したものの「みんな最初はわからないから! オッケー!」であったりとか、既に周回突入していながら「ここはこうなんですよ」と丁寧に教えて頂けたりとか、何故かみんな踊ってから戦闘突入するとか、虫の出てこないバトルなのに(中の人の)昆虫耐性を何故か聞かれるとか、総じて楽しく終えられ良い巡り合わせだったと感じる。
きっとその内周回前提になると、こうじゃなくなってしまうかも知れないけれど。

そのような巡り合わせの良さもあり、メインクエストは無事にアーリーアクセス期間中にスタッフロールまで見終えることが出来た。比較的LSや周囲と比べると早い方ではあるようで、これには理由があり先に片付けておかないと知り合いの手伝いを「場数を踏む」訓練の場に出来ないからだ。自分にとって今最も足りないのは、場数の大きな欠如による判断の鈍さとわかっている。周りの人達には(ウチが個人的な事情で手をつけられなかった3年分の)場数と蓄積がある。
野良のノリが良い内に、皆で対策を相談しながらクリアする。そのあと知り合いの手伝いをすることで自分の中に定着させる。後から追いついていって「予習は必要なんだという前提がある」+「予習したけどよくわからない、でも過ぎてしまった」はつらくなる。6/9以前ではこれが一番つらかった。メインクエスト3.xの後半は胃のダメージも無視出来ないレベルで大きくなってしまい。


ここから先はより難しかったり、ひたすら周回することになるダンジョンであったりとかが待ち構えている。これらはLSや知人の進捗を待ち一緒にやりたいと思う。これはFF11におけるアビセア時代のプレイスタイルに非常に近く、あの頃はバトルのトリガーアイテムを平日にソロや少人数で集め、難易度の高くないものは野良でこなし、週末に仲間でトリガーアイテムを持ち寄ってわいわいやっていた。あれが非常に楽しかったのだ。
ゲームが違うので同じようには行かないが、メンタルの保全的な意味でも似たような落とし所には持っていきたい。ウチはMMOの中での新たな出会いを今はそんなに求めていないし、「ここはこうした方がいいんだよ」と言える環境にあるような身内に引っ込むプレイで良い。何より「モニタと自分の間に何か薄く挟まっているような、思考の阻害をするもの」は、今もずっと引きずっているから、難易度の高いものを状況の厳しい野良でやっていたらメンタルが耐えられない。
今の「自分でも出来ること」とそうでないことの境界線はこの辺りだと思っている。


このゲームは明らかに難しいゲームだ。そして経緯というものがあった。けれどここに来ると決めた以上、少しでも長く続くようには心がけたい。
まだまだ道は半ばだ。

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